Gmailにおけるスレッド機能とは

Gmailでは同じ話題に関するメールをまとめて管理するスレッドという機能を使っています。同じ話題というのは、例えばAさんからBさんへメールを送信し、それに対して返信を行い、また返信に対して返信する、といった一連のやり取りのメールなどのことです。ここではスレッドが有効な場合と無効な場合の違い、そしてスレッド表示が有効になっている場合のメールを見る方法について解説します。(スレッド機能を有効にするかどうかの設定は「スレッド機能の有効を無効を切り替える」を参照されてください)。

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スレッド機能とは

一般的なメールクライアントソフト使ってメールを受信した場合、受信したメールは1通ずつ別々に表示されます。下記はこれから解説するGmailのスレッド機能を無効にして表示した場合です。受信した4通のメールが1つ1つ分かれて表示されています。

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ではGmailのスレッド機能を有効にしてみます。すると次のように表示が変わります。

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4つ表示されていた受信メールが3つになり、そのうちの1つには「3」のように数値が表示されました。スレッド機能が有効になっていると、同じ話題に関するメールのやり取りを1つのスレッドにまとめて表示するためです。複数のメールがまとめられている場合は、そのメールにまとめられているメールの数が「3」のように表示されます。

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4つあったメールの中で2つが同じスレッドにまとめられたはずなのに、なぜ3つのメールがスレッドにまとめられたことになっているのでしょうか。それはスレッドには受信したメールだけではなく、送信したメールも含めてまとめて表示されるためです。実際にスレッドにまとめられたメールを開いてみます。受信トレイで開くメールをクリックしてください。

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スレッドが表示されました。3つのメールがまとめて表示されています。

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それぞれのメールに注釈を書いてみました。一番上が最初に受信したメール、二番目が返信メール、最後のメールが返信に対する返信メール、となっています。受信したメールは1番目と3番目だけですが、スレッド機能が有効になっている場合は自分が送信したメールも同じスレッドの中にまとめて表示されます。

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なおスレッドは同じ話題に関するやり取りをまとめる機能です。同じ相手から届いたメールであっても話題が異なればスレッドにまとめられることはありません。

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Gmailのスレッド機能は同じ話題のメールをまとめて表示しているだけで、スレッド内のメールはそれぞれ独立しています。スレッド内のメールを個別に削除することもできますし、スレッド機能を解除して1つ1つのメールを別々に表示することもできます。

スレッドにまとめられたそれぞれのメールを表示する

複数のメールがスレッド機能でまとめられて表示されている場合、メールを開くとスレッド内の最後のメールが全文表示され、それ以外のメールは1行分だけ表示されます。

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最後のメール以外のメールの内容を表示したい場合は、そのメールをクリックして下さい。

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クリックしたメールの全文が展開されて表示されます。

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展開されて表示されたメールを再び縮小させたい場合は同じところを再度クリックして下さい。なお最後のメールは常に開いて表示されており縮小表示はできません。

スレッド内のすべてのメールを展開して表示したい場合には次のアイコンをクリックしてください。

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スレッドのすべてのメールが展開されて表示されます。

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送信済みメールの中のスレッドの扱い

Gmailでは送信済みのメールを「送信済みメール」にて確認することができます。(「送信済のメール一覧を表示する」を参照して下さい)。画面左側に表示されているラベル一覧の中から「送信済みメール」をクリックして下さい。

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今までに送信したメールの一覧が表示されます。

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現在3つのメールを送信しています。2つは新規に作成したメール、もう1つは受信したメールに対する返信です。スレッド機能が有効になっている場合、返信したメールは同じスレッドにまとめられるため「受信トレイ」で表示される場合と同じようにスレッドにまとめられているメールの数が表示されています。

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では送信済メール内のスレッドにまとめれたメールをクリックして表示してみます。すると「受信トレイ」でクリックした場合と同じように同じスレッドのメールがまとめて表示されます。

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ただし「送信済みメール」からメールを表示した場合は返信したメールが自動的に開いて表示されます。(最後のメールも開いた状態で表示されます)。

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Gmailにおけるスレッド機能について簡単に解説しました。同じ話題に関するメールがまとめられているため、一連のメールを順に確認したい場合には非常に便利な機能です。なおスレッド機能は無効にすることもできます。設定の変更方法については「スレッド機能の有効を無効を切り替える」を参照されて下さい。

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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