ストリートビューの利用可能地域の表示

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まずは地図上でストリートビューのデータが存在する場所を表示する方法を確認します。これは地図上のオーバーレイととしてs作成され、地図上に追加することでストリートビューの利用可能地域を表示させることができます。

表示するにはまずオーバーレイを作成します。今回のオーバーレイはGStreetviewOverlayクラスで定義されておりコンストラクタ関数は次のように定義されています。

GOverlay インターフェースを実装する新しい GStreetviewOverlay を作成し
ます。

引数はありません。次のようにオブジェクトを作成しオーバーレイを作成します。

var オブジェクト = new GStreetviewOverlay();

実際には次のように記述します。

var map = new GMap2(document.getElementById("map"));
map.setCenter(new GLatLng(35.172304,136.908306), 15);

var street = new GStreetviewOverlay();

map.addOverlay(street);

※マーカーなどのオーバーレイを地図に追加する方法については「オーバーレイ(GOverlay)」を参照して下さい。

サンプルプログラム

では試してみます。

code1_1.js

function initialize() {
  if (GBrowserIsCompatible()) {
    var map = new GMap2(document.getElementById("map_canvas"));
    map.setCenter(new GLatLng(38.056742,135.439453), 5);

    var street = new GStreetviewOverlay();

    map.addOverlay(street);
  }
}

map1_1.html

<!DOCTYPE html "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Strict//EN" 
  "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-strict.dtd">
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml">
  <head>
    <meta http-equiv="content-type" content="text/html; charset=UTF-8"/>
    <title>サンプル:ストリートビューの利用可能地域の表示</title>
    <script src="http://maps.google.com/maps?file=api&v=2&key=(key)&sensor=false"
            type="text/javascript" charset="utf-8"></script>
    <script src="./js/code1_1.js" type="text/javascript"></script>
  </head>
  <body onload="initialize()" onunload="GUnload()">
    <div id="map_canvas" style="width: 400px; height: 400px"></div>
  </body>
</html>

ではブラウザで上記のURLを見てみます。

p1-1

青い部分がストリートビューのデータが存在している箇所です。2009年9月現在では東京周辺、大阪周辺、仙台、函館、札幌、小樽のみのようです。(以前よりも少なくなっているのはデータを再度取り直しているためではないかと思われます)。

大阪周辺を拡大してみます。

p1-2

p1-3

対応している地域でも青い線が引かれている道路と引かれていない道路があり、全ての道路でストリートビューに対応しているわけではないことが確認できます。

また世界レベルでの対応地域もアメリカやヨーロッパ、オーストラリアなどまだ一部の地域だけしか対応していません。

p1-4

p1-5

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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