演算子を使ったフィルタ条件の記述方法

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Gmailのフィルタで条件を設定する場合、簡単に設定できるように「From」や「件名」などを指定するテキストボックスを使っても指定できますが、用意されている演算子を使ってより複雑な条件を設定することができます。ここでは演算子を使ったフィルタ条件の記述方法について解説します。

1.演算子を使ったフィルタの条件設定方法
2.演算子の一覧
  2.1送信元(from)
  2.2送信先(to、cc、bcc)
  2.3件名(subject)
  2.4添付ファイルの有無(has:attachment)とファイルネーム(filename)
  2.5メールの配送先(deliveredto)
  2.6Message-ID(rfc822msgid)
  2.7メールのサイズ(size、larger、smaller)
  2.8送受信したメールの時期(after、before)
  2.9未読と既読(is:unread、is:read)
  2.10スター付き(is:starred、has:yellow-starなど)
  2.11重要マーク(is:important)
  2.12ラベルを指定(in:inbox、in:sent、in:draft、in:trash、in:spam、in:anywhere、label)
  2.13カテゴリ(category)
3.複数の条件を組み合わせる演算子

新しいフィルタを作成する」で解説したようにフィルタを作成するには条件とアクションを指定して作成します。その中でも条件はどんなメールを受け取った時にフィルタが実行されるのか指定する部分で、条件を簡単に設定できるように次のような画面が用意されています。

p4-1

例えば条件の設定で送信元のドメインが「gmail.com」のものを対象にしたい場合には「From」の個所に「gmail.com」と入力します。

p4-2

「From」や「To」はよく使用されるのでこのように演算子を知らなくても簡単に条件が設定できるように用意されていますが、演算子を使って「from:gmail.com」と条件を設定しても同じ結果となります。条件の設定画面で用意されていない「Cc」を対象として条件文を作成したい場合には演算子を使って「cc:gmail.com」と記述するしかありません。

では演算子を使って条件を記述するのはどこに記載すればいいかというと、条件の設定画面の「含む」のところに記述します。例えば送信元のドメインが「gmail.com」のものを対象にする条件式を演算子を使って記述する場合は次のようになります。

p4-3

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例として「Cc」に自分のメールアドレスが設定されて受信したメールに対するフィルタを作成してみます。次のように「含む」のところに「cc:hyperpro.jp@gmail.com」と入力し「この検索条件でフィルタを作成」をクリックします。

p4-4

アクションは「スターを付ける」を選択し、受信済のメールに対してもフィルタを適用するようにチェックしました。設定が終わりましたら「フィルタを作成」をクリックして下さい。

p4-5

フィルタが受信済のメールの中で条件に一致するメールにも適用されてスターが付きました。

p4-6

複数の項目を組み合わせた複雑な条件も全てこの「含む」のところに演算子を使って記述することができます。

それではフィルタで使用できる演算子について順番に見ていきます。

メールの送信元で検索します。メールアドレス、ドメイン名、名前の部分などを指定します。

from:user@example.com
from:gmail.com
from:鈴木花子

メールの送信先で検索します。「To」欄の他に「Cc」欄や「Bcc」欄に指定されたメールアドレスなどを検索できます。ただし「Bcc」を使って自分宛てに「Bcc」で送信されたメールを検索することはできません。メールアドレス、ドメイン名、名前の部分などを指定します。

to:user@example.com
cc:gmail.com
bcc:鈴木花子

メールの件名で検索します。件名に含まれる語句を指定します。

subject:レポート

添付ファイルがあるメールを検索します。

has:attachment

また添付ファイルのファイル名や形式を検索します。

filename:pdf
filename:レポート.txt

メールの実際の配送先である「Delivered-To」を検索します。メールアドレスを指定します。

deliveredto:user@example.com

ヘッダのMessage-IDで検索します。

rfc822msgid:ooifewjilfweli@example.com

メールのサイズで検索します。単位はバイトです。「M」や「K」も使用できます。

size:1000000

また指定したサイズよりも大きいメール、または小さいメールを検索します。単位はバイトです。

larger:10M
smaller:50000

送受信したメールの時期で検索します。指定した日付以降に送受信したメールを検索するには「after」、指定した日付より前に送受信したメールを検索するには「before」を使用します。組み合わせて指定することもできます。日付のフォーマットは yyyy/mm/dd の形式で指定します。

after:2016/12/8
before:2017/3/12
after:2017/1/1 before:2017/1/31

未読のメール(is:unread)、そして既読のメール(is:read)を検索します。

is:unread
is:read

スター付きのメールを検索します。

is:starred

またより細かく特定のスターが付いているメールを検索することもできます。

has:yellow-star
has:red-star
has:orange-star
has:green-star
has:blue-star
has:purple-star
has:red-bang
has:orange-guillemet
has:yellow-bang
has:green-check	green-check
has:blue-info
has:purple-question

重要マークがついているメールを検索します。「is:important」の他に「label:重要」を使用しても同じ結果となります。

is:important
label:重要

受信トレイなどメールに付けられたラベルを指定して検索します。受信トレイ(in:inbox)、送信済みメール(in:sent)、下書き(in:draft)、ゴミ箱(in:trash)、迷惑メール(in:spam)、ゴミ箱や迷惑メールを含むすべてのメール(in:anywhere)などがあります。

in:inbox
in:sent
in:draft
in:trash
in:spam
in:anywhere

任意のラベルを指定する場合は「label」を使用します。

label:仕事用

ラベルが付いているかどうかで検索する場合は「has:userlabels」と「has:nouserlabels」を使用します。

has:userlabels
has:nouserlabels

指定したカテゴリのメールを検索します。指定できる値はメイン(primary), ソーシャル(social), プロモーション(promotions), 新着(updates), フォーラム(forums)です。

category:updates
category:social

複数の条件を組み合わせてより複雑や条件を設定することができます。

「A かつ B」のように複数の条件の両方に一致するものを検索するには半角スペースで条件を区切って記述します。

from:gmail.com subject:重要

「A または B」のように少なくともいずれか一つの条件に一致するものを検索するにはORで条件を区切って記述します。また別の記述方法として半角スペースで区切った記述したあとで全体を「{」と「}」で囲っても同じです。

from:gmail.com OR from:outlook.jp
{from:gmail.com from:outlook.jp}

「A ではない」のように記述した条件を否定したものを検索するには条件の先頭に「-」をを記述します。空白などを開けてはいけません。「-A」のように単独で使用したり、「A -B」のようにAかつBではないもののように組みあわせて使います。

-from:gmail.com
from:gmail.com -has:attachment

「(」と「)」は語句や条件式をグループ化するのに使います。「subject:報告書 OR subject:レポート」と記述する代わりに「subject:(報告書 OR レポート)」と記述することができます。

subject:(報告書 OR レポート)
-(from:gmail.com has:attachment)

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Gmailのフィルタを作成する時に演算子を使用して条件式を記述する方法について解説しました。

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( Written by Tatsuo Ikura )